結局以前ウォーターポンプを別のショップさんで組み替えたのにも拘らず再度ベルト周り点検します。理由はベルト周りから異音が有ったのとオルタネーターの取り付けボルト緩みとアジャストナットの適当な位置を見つけてしまったのでオーナーさんに了解を得て全部再度分解です。案の定ベルトの張りの不適当とボルト類の違う場所の取り付け,配線取り回し不良が有りました。
今日は928のインテークオーバーホールです。インテークの下でガソリン漏れとホース類の劣化ですがガソリン洩れの原因はフューエルレギュレターからの洩れでした。殆どの928が洩れていますので早めの整備をお勧めします。
944のタイミングベルトは4万キロ毎交換です。必ずと云っていいほどシール類からのオイル漏れも有りますね。これはクランクシールからのエンジンオイル漏れです。此処にはオイルポンプ駆動用のギアがクランク同軸で廻っているのですが正確に組まないと油圧低下とクランク破損に繋がります。過去何台か在りました。特殊な構造なので注意してください。
2万キロ毎に交換お勧めします。左側が新品で右が約7万キロです。
いくら丈夫なポルシェの足回りも経年劣化は避けられません。フロントロアアームのラバーブッシュは劣化するとトウ変化が著しく直進安定性が損なわれます。元々リアエンジンの宿命で直進性が物理的に不安定になりがちなのにさらにこの状態だとタイアのインフォメーション不足でドライバーは不安に感じるでしょう。
九州の真ん中あたりから遥遥入庫しました。今回も例に漏れず某ショップで高い整備代を支出してもまともに治らず状態で困り果てたオーナーからの依頼です。何時もなのですが開けてビックリ状態です。先ずアンダーカバー締め忘れにより殆ど外れかけ状態、ATFオイルパンガスケットとオイル交換したにもかかわらずガスケットからの漏れ及びオイルクーラーに入るホースからダダ漏れ、ですのでATFは空欠状態。アイドリング不安定温間再始動困難、理由はインマニの下部でのエア吸い及びフューエルレギュレター燃圧保持不良、アース不良。オーナーには気の毒ですが要らぬ出費が嵩んでしまっています。今回のATF漏れとアンダーカバーの脱落は何もポルシェだから特殊なんて云えません、しっかり仕事しましょうよどっかの整備士さん?????
セルで始動直後(ギャン)という金属音が出ている車は本体が駄目です。調整は効くのですが一時しのぎにしかなりません。最悪リングギア破損ミッションハウジング割れを起こす事も有りますので早めの交換をお勧めします。写真のものは既にピニオンギア破損していました。
964系までこの方式を採用してます。ロッカーシャフトに塵を噛んでアルミのハウジングに傷を入れてしまうんですね。今回は傷が深いので一本ずつ外して丁寧にシールします。ポルシェのエンジンをオーバーホールする時は構造を理解した上で適切な対処が必要です。くれぐれも信頼出来るショップに依頼される事をお勧めします。
巷で云われる最新のポルシェが最良でしょう。それはハードウエアであってポルシェはどの時代も個性的な車をデリバリーしてきました。916/6ミッドシップレイアウト6気筒の過激なハンドリング、911系空冷6気筒のシャープなレスポンス、928GTSの様なグランドツーリング(意外や過激なんですよこのV8エンジン)、968CSの良いハンドリングetc